わたしたちらしく。

ひとりむすめのroさん。不登校をきっかけに、HSCや不安障害、愛着障害、感覚過敏、特性などなど、いろんなことがぽろぽろとわかってきました。

漢字が苦手すぎる!

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不登校の小学2年生のむすめ。前回、不登校で字を書くことへのこだわりがかなり強くなってしまったことを書きましたが、こだわり自体は、実は1年生のときからありました。特に、漢字は非常に厄介でした。

 

漢字練習はイライラのかたまり

漢字は、ひたすら繰り返し練習です。学校でも宿題でも、プリントやドリルで、ひたす繰り返しです。

学校では場をわきまえているのかな。なぜかイライラや癇癪は起こさないむすめ。

でも、自宅では度々、「丁寧に書かなくては!」という脅迫観念にかられ、イライラしっぱなし!書いては消して、書いては消して。そして、消しゴムで紙がぐちゃぐちゃになると、「キー!!!」。

でも、やめられない、やめたくない!ひどいときは4時間近くかかっていました。。。ふー。見守る方もつかれます(苦笑)。

 

漢字が苦手な理由

わたしの勝手なむすめ分析ではありますが(笑)、こんなかなあ。と思っています。

 

◆漢字は面倒くさい?

漢字は、形を気を付けなければならない上、払いや跳ねも注意される。なにより、あの四角のマスの中にきちんと収めなければならない!なので、気にしなければならない部分が多すぎて面倒なんじゃないかな?と思っています。

→ちらっとむすめに聞いてみたら、「面倒じゃなくて、大変なんだよう!」と言っていました。プライドにぴぴっときたようです(笑)。

 

◆処理速度が追いつかない?

WISCⅣの言語理解と知覚推理が高めなため、脳内ワールドぐるぐる回転状態と思われるむすめ。一方、処理速度は若干低めです(他に比べて-10程度ですが…)。

なんとなくですが、考えるスピードに対して、漢字一文字書くスピードがとても遅いように感じます。そのため、無理して考えるスピードに合わせてしまうと、字が下手くそになってしまいちゃんと書けない。キーっ!!!終了。。。

 

頭のイメージや思考に対して、書くというアウトプットが追いつかないのだと思います。しかもそのイメージは恐ろしく理想高く、恐ろしく美しい字。ギャップは半端ない。。。

絵を描くことやミニチュア工作などはとても器用で得意なのに、漢字は書けない。。。なんとも不思議です。

 

◆理想が高すぎる?

自ら高い理想でハードルを上げてしまい、結果達成できないのに、諦めもつかない。そもそもの性格もかなり大きいのですが、理想を高めることになってしまったもう一つの要因があります。

それは、書写の学年代表。

むすめの字、字の下手なわたしが言うのもなんですが、さほど上手でもありません…。それなのに、1年生のとき、市の作品展に出されることになってしまいました(汗)。これで、「わたしは字が綺麗に書けるんだ!」という高い理想が完成してしまいました。。。

 

今は、字はすごく汚い。笑

 不登校初期のイライラが半端なく、勉強が手に付かなくなってしまったので、一度家庭学習もやめました。

でも寄り添いを続け、だんだん心が落ち着いてきて、不登校から数ヶ月たったころには、家庭学習も復活できています。そして、そのあたりから、あまり字のことにこだわらなくなったのか、めちゃくちゃ字が汚くなりました(笑)。そして書き順も恐ろしくめちゃくちゃ!それでも、漢字もイヤイヤながら少しずつ取り組んでいます。

 

一連の経過を見ていると、むすめはストレス具合が字へのこだわり具合に出るんだなぁ。とつくづく感じました。おかげで、気軽に「字が汚い」とか「書き順が…」とか言えませんが(笑)。
なのでむすめには、「大人になったらタイピングもすぐスマホで調べられるし、あんまり漢字ができなくても気にしなくていいよ。ママも苦手だし!」と伝えました。むすめは、「ふふ。」と笑っていました。

 

すべて出来る必要はない。誰でも、得意不得意はあるはずです。
好きなことやできることは過集中でやる気満々になれるむすめなので、難しいことはほどほどでいいかなーと、思います。

すぐ不安になってしまったり、自分を責めたりしてしまうむすめなので、漢字は優先順位を下げて、まずは、自己肯定感を高めてあげる取り組みをしてあげたいと思っています。