わたしたちらしく。

ひとりむすめのroさん。不登校をきっかけに、HSCや不安障害、愛着障害、感覚過敏、特性などなど、いろんなことがぽろぽろとわかってきました。

2020年7月、薬局のパートを辞めました

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自然公園を散歩していたら、もう梅が咲いてた!


2018年7月、小学2年生のroさんが学校に行けなくなってすぐ、ずっと勤めてきた会社を休職しました。

 

2018年11月、roさんが少しまた登校できるようになってから、休職している会社に兼業許可をもらい、薬局で薬剤師として週2・4時間でパートをはじめました。

 

roさんの体調や登校の頻度に合わせて、段々時間を延ばしていって、最終的には週3・5時間半働いていました(食事なし9時半~15時まで、へとへと~)。

平行して在宅ワークでも稼いで、足りない分は貯金を崩しながらやってきました。

 

実際薬局で働いてみて

精神科門前だったので、予想以上に疲れました、、

患者さんが間違えずに飲みやすいように、一包化する薬(↓のイラストのような)が多くて、ひたすら汗だくで調剤しつづける日々。

 

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一包化とは、このように服用時点ごとに薬を1つの袋にまとめることです

体力的な大変さもありましたが、患者さんに寄り添って話していると、なんというか、気持ちが引きずられるというか、、、精神的にもとても体力のいる仕事でした。

家に帰ってきたら、roさんがゲームしている横で寝てしまうことも度々…苦笑

 

でも、患者さんと向き合っていく中で、精神疾患にはどんな症状があるのかとか、どういうところに困難があるのかとか、本当に勉強になりました。

どう対処していく必要があるのか、、というのはなかなか難しいですが、接し方は少し学べたかも。。。

 

怒鳴りちらしてても慌てず、落ち着いて対応する。声掛けより、相手の話を否定せずに聞く。

ソワソワ落ち着かなかったり、泣きそうだったり、いつもと違う様子など小さな変化にも目を向け、「今日は落ち着かないみたいだね。」「ちょっと辛そうだね。」と共感する。

 

すると、患者さんもほっとしてくれることが多かったです。

アドバイスをするより、傾聴の方がよいみたい。

怒りやイライラが収まらない患者さんも、最後には「悪かったね、当たり散らしちゃって。」と仰ってくれることもありました(そのときは嬉しかった、、)。

こういうのは普段の子供とのやりとりでも使えるかも(身内だと冷静にいられないときも多々ありますけどね 笑)。

 

また同僚には、先天性の障害を抱えるお子さんやroさんと同じようにHSC気質のお子さんを育てるママさんもいたりしました。

子どものことで色々話すことができたので、気持ちが楽になった気がします。

「こういうところが苦手で、、」というような話も、悲しい顔でなく

「ね、そうだよね~」みたいな感じで、気軽に話せる場って本当に大切。

 

 

復職まであと1年になった

わたしが休職している会社の介護休業は3年までOKです。

そして去年2020年の7月、復職までのあと1年となりました。

そのときふと、家にいられる残りの貴重な期間、どう過ごしていこうかと考えるようになりました。

 

一方roさんは、コロナ休校明け4年生になり、たまに疲れて休むことがあっても、友だちに会えるのが嬉しくて、ほぼ毎日登校できるようになってきていました。

 

そこで、思い切って薬局を辞めることにしました。

 

は?という感じですけれど、、笑

 

薬局(外の仕事)を辞めた理由

roさんが「疲れたなあ…今日はちょっとゆっくりしたい」と思ったときに休めるように、

そして、休んだときにお留守番でなく、そばにいて一緒に過ごしたかったから。

 

roさんは人が多いのも、騒がしいのも苦手なので、この先も学校を休む日があると思います。

それはそれでわたしは全然構わないのです。その気持ちはよくわかるから。。。

自分の調子に合わせて、上手に毎日を過ごせればそれでよいと思っています。

 

でも、そんな疲れて休んだ日に、そばにいてあげられるのはあと1年。

復職したら、休んで家にいてもお留守番で、一人で過ごすことになります。

(この時点では、リモートでの復職の話はなかったのです)

もう大きいんだし、、とか思われるかもしれないけれど、寂しい思いを沢山してきたroさんには、家にいる時くらいほっとさせてあげたい。。。

 

なのに現実は、「今日は休みたいな…」というroさんに、

「今日は薬局だから、明日ならいいよー」と言わなきゃならず。

働かないと生きてけないから仕方ないんだけれども…もどかしい毎日でした。

 

そばにいてあげたくて、ゆっくり自由に休ませてあげたくて休職したのに~

 

というわけで、(説明になっているかわからないけど)

roさんが余裕をもって学校に通える1年にしようと思い、薬局を辞めたのでした。

外の仕事辞めたら子どもも安心して学校いかなくなっちゃうよ!なんて言われることもありましたが、そのときはそのときだ!

roさんと過ごせる貴重な時間を、大切にすることにしました。

 

幸い、このときは在宅ワークが軌道に乗ってきていて、フル稼働すれば月20万くらい稼げるようになってきていました。

貯金を少しずつ崩す必要はまだありましたが、なんとか生活できる目処がたっていたのも決め手でした。

在宅ワークを始めたころは、月2万円が限界だったのに、、苦笑。自分でも驚きです。)

 

でも、そう順調にはいかない、、

roさんも大分登校できるようになってきたし、在宅ワークで見守りながら一年ゆっくりやってこー!と思っていた矢先

 

そう、順調にはいかないのでした。。 

 

学校が辛くなる、悲しい出来事が起きたのでした。。。