反応性アタッチメント障害2
前回、パパとの愛着について書きましたが、今回はわたしである「ママ」とむすめとの関係について、お話します。
前回記事はコチラ↓
愛着 ママについて
ひとり親であるのに、残念ながら、というか最悪なことに、、わたしもむすめの「安全基地」にはなれていなかったと思います。
◆忙しすぎるママ
・別居直後は、離婚調停、昇格試験、仕事で2日に一度しか眠る暇がないほどいっぱいいっぱい。
・保育園のお迎えも、一番最後になることが多かった。
・むすめは、別居後数日は大泣きだったものの、その後は保育園でも変わらず元気で、おうちでもニコニコ。
・「むすめは意外と大丈夫なのかな。」と勘違いし、むすめの気持ちにゆっくり向き合ってあげられなかった。
今思えば、親を思い迷惑をかけまい、我がままを言ってママに嫌われたらひとりになっちゃう、自分の困り事は話せない、、と胸にしまい込んで、ひとりで抱えてたんだな。。と思います。。。
パパと離れてしまうことになった、こういうときだからこそ、ママであるわたしがそばにいて、抱きしめて、「大丈夫だよ。ママはそばにいるよ。」って、言ってあげなければならなかったに。。。
◆うつのママ
・本社(休職者続出・恐怖の)部署への異動での多忙と、元夫からも執拗な攻撃メールの嵐で、遂にうつとなり休職しました。休職初期の記憶は殆どなし。
・休職に伴い、むすめも上手に甘えられなくなり、極度の便秘や腹痛、イライラや癇癪を起こすように(休職のことは話していませんが、気持ちがくみ取るように分かってしまうむすめは、わたしの状態を敏感に感じ取っていた)。
・しかも、イライラの理由を「話したくない。」と言う。
そしてある日、むすめと保育園に向かって歩いているときに、むすめがぽつっと言いました。
「ママが死んじゃったら、わたしは一人でこの道を歩かなくちゃいけないんだね。」
愕然としました。わたしはむすめになんて思いをさせていたんだろう。。。安心出来ない母親のもとで、ひとりでこんなに思い詰めていたなんて。。母親失格です。。。
むすめがそうやって表現してくれるようになって、やっと、わたしはむすめの苦しみに気づいたのでした。遅すぎるかもしれないけど、遅すぎてもむすめに向き合わなきゃ。
そう思えるようになって、やっと、むすめの保育園を最小限に押さえ、二人の時間を大切にできるようになりました。
やっと少しずつ寄り添えるようになって
・わたしが寄り添う時間を多くすることで、むすめの腹痛や癇癪は、少しずつ収まる。
・気持ちが落ち着いたあと、夜ベッドの中で、不安なこといやだったことを少しずつ話してくれるように。
・小学校入学後、相変わらず母子分離不安で、付き添いしないと登校班での登校も出来なかったが、2年生に上がるときにはわたしなしで登校できるように。
そばにいてあげるということが、いかに大切で、そして、意識しないと、いかに難しいかを実感する日々でした。
けれど残念ながら、パパの再婚により、愛着形成不全によるむすめの精神的な落ち込みや癇癪が一気に加速してしまいました。そして今、不登校にいたります。
「保護者との別離に特に顕著にあらわれる傾向がある」と言われる「反応性アタッチメント障害」。むすめの症状も波も、そのものだな。。。と思います。
むすめが心から安心して日々を送れるようになるまでは、きっと長い時間が必要であると思います。
また一からはぐくみ直し。でも、もう、二度と過ちは繰り返したくないです。
むすめが必要としてくれるなら、わたしは何度でも寄り添いたいです。むすめの「安全基地」になりたいです。