わたしたちらしく。

ひとりむすめのroさん。不登校をきっかけに、HSCや不安障害、愛着障害、感覚過敏、特性などなど、いろんなことがぽろぽろとわかってきました。

心理カウンセリングを受ける

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むすめの愛着障害をひしひしと感じ、寄り添うだけでは、わたしの力だけでは解決できない。と感じ、心理士の友人のすすめもあって、心理カウンセリングを受けることにしました。

 

ところが!

 

児童精神科の受診も、心理カウンセリングも予約は数ヶ月先…!

受診したいと思っていた大きな病院も、養護教諭の先生が取り計らいで、学校医の診断書を作ってもらえたものの、初診は5ヶ月先とのこと。。。

どんなに苦しくても、受診さえもできないのか…と途方にくれていました。

どこも2ヶ月~半年は待たなくてはならず、子どもの精神的なケアがどんどん求められている一方で、対応が追いついていないんだな…と実感しました。

 

でも、非常に運良く、以前診ていただいていた小児科の心理カウンセリングに空きが出ました!そして、不登校になってから約2ヶ月後、2年生の8月末より、心理カウンセリングに通うようになりました。

 

愛着の問題、でもその他にも…

まず最初に、先生が背景について事細かにヒアリング。

結婚時の親の不仲、パパのだだ漏れる負のオーラ。離婚後のママの多忙やむすめの癇癪のはじまり、そして、パパの再婚による感情の崩壊、不登校と母子分離不安…並べるだけでも辛い現実です。。。

その間むすめは、臨床心理士と別室で遊んでいました。

 

そして、先生からのコメント。

「親の不仲の空気、元夫の負の感情は、きっとずっと感じてきていたと思います。むすめのアタッチメント(愛着)に大きく関わっていると考えられるね。

お母さんは、仕事を休んで寄り添っているとのことだけど、むすめちゃんへの関わり方はそれで良いと思います。ゆっくり寄り添ってあげてください。たぶん、少なくとも半年から1年くらいは働けないと思うよ(そうかなーと思っていたものの、実際言われるとショック…苦笑)。

ただ、感覚過敏や過集中から、アタッチメント以外にも複雑に絡んでいるような気がする。。。なので、次回からテストをしてみましょう。」

とのことでした。

 

PARS-TR検査

2回目のカウンセリングでは、ADS(自閉症スペクトラム)の面接式のスクリーニングとして用いられるPARS-TRを受けました。

 

<PARS-TRとは>

PARS は幼児から成人までを対象とし、親や養育者への面接から得られた情報をもとに
専門家が評価する。過去の評点,現在の評点をそれぞれ算出して ASD の可能性の判定を行う。実施時間が 30 ~ 60 分と短く,確定診断を行うことはできないが臨床現場(一般精神科,福祉施設,療育施設など)で使用しやすい。

※ 特集 自閉症スペクトラム障害 心理学的見方から ーASDのアセスメント より抜粋

 

結果、ASDと判定される点数には至りませんでした。

 

詳しい質問内容はもう忘れてしまいましたが、実際、質問は「はい」とも「いいえ」との答えづらいものばかりで、答えるのは本当に苦労しました。。。

 

  • こだわりの順序とかあるけど(テレビのリモコンは自分で消すとか)、いつも出るわけでなくて、興味やストレスによるし、、、でも、見通しが立ってないとすごく不安がる傾向はある。
  • 服のこだわりは、気に入っているものしか選ばないというよりは、感覚過敏で苦手な物があるという感じ(ニットとか、靴下の縫い目とか、ゴムの締め付けとか)。ストレスが強くなると感覚過敏が強くなるが、普段は意外と平気だったりする。
  • 過集中はするけれど、固定した対象とは限らない(興味は色々)。
  • 手をひらひらさせる、ぐるぐる回るはない。ぴょんぴょんは良く跳ねる。
  • 人の気持ちがわからないということはない。むしろ分かりすぎて苦しんでる。
  • 話すときもちゃんと目を見て話す。むしろ、良く表情を読み取りながら会話を選んでいる。
  • ひとり遊びですぐマイワールドに行ってしまうけれど、友だちと遊ぶのも大好き。困っているお友だちがいたときは、すぐ察して助けてあげている。

 

うろ覚えなのですが、こんな感じで「場合によって~」みたいなことが多すぎて、パキっと答えられませんでした。そして、ASDに特徴的な、非社交性の部分はほぼ当てはまりませんでした。

 

そして、心理カウンセリング3回目は、WISC-IVの知能検査を受けることに。その結果は、むすめのいろんなことが納得できるきっかけとなるのでした。