3年生になって、緊張の新クラス
話が前後してしまいますが、むすめは、4月に3年生に。新しいクラスでのことをお話します。
担任の先生は、昨年まで個別級だった女性の先生。
ちょっと話しただけで、むすめもわたしも察しました。「この先生は、優しい先生だ。」
そして、一番仲良しのお友だちとも同じクラスになることができました。
初日から教室へ
つい先月までは、楽しいイベント以外は全く教室に行けなかったむすめですが、3年生になって、なんと初日から教室へ行きました!
驚きすぎました。。。
◆1時間目 教科書配布
朝、担任の先生と初めて話し、保健相談室に行きたくなったら筆箱を立てるという合図を決めました。先生の話し方がとても優しくて、むすめが考えるのをきちんと待ってくれたため、むすめはかなり安心したみたい。「教室どうする?」と聞かれると、むすめは「行ってみる」と答えたのです。
担任の先生と養護の先生と3人で教室に向かったむすめ。初日のクラスの騒がしさに圧倒されてしまったようで、棒立ちで固まる。養護の先生が帰ろうとすると、「待って!!」と先生の服を握り、「もう無理!ほんと無理!!」と言って即座に訴えたそうです。そして、すぐ保健相談室に戻ってきたのでした。
◆2時間目 体育(こおり鬼で遊ぶ)
担任の先生がまた保健相談室に来てくれました。「こおり鬼することになったけど、どう?」すると、また「行ってみる」というむすめ。驚くわたし(笑)。平静を繕いつつ、「じゃあ、お母さんは一度おうちに帰るね。来て欲しかったらいつでも連絡していいからね~」と伝えて家に帰りました。
体育館に行ったむすめは、そのまま最後まで楽しく過ごすことができたようです。遊びとはいえ、体育に参加できたのは10月の運動会以来です。
◆3時間目 道徳
休み時間は教室で過ごすことができ、3時間目が始まる前に「相談室に行きたいです。」と自分から先生に話すことができました。
◆4時間目 大掃除
これまた、大掃除行けたようです。
◆放課後 お話タイム
児童支援の先生と担任の先生と一緒に、困ったことや心配事がないかお話しました。
むすめは相談室に行きたい合図(筆箱を立てる)は、筆箱を持っていないときにできないから(確かに!。笑)変えたいと相談。
むすめが考えつくのを、先生たちはヒントを出しつつゆっくりゆっくり待って頂いて(たぶん10分以上…)、合図を「メガネを置いて机に伏せる」にしました。そして、自分で相談室に行けそうな時は、合図を出したあと自分から席を立つとのこと。
ということで、初日から快挙です。助けてコールがくることもなく、2時間もクラスメイトと過ごすことができました!。
そして、1時間目のときのように「無理!」と思ったときに、即座に反応できたことに、養護の先生が、とても褒めてくださいました。
今までなら、「どうしようどうしよう。」と頭でぐるぐる考えて、声にできなかったのに、今日は危険を即座に察知して、即座に行動に移せていたとのこと。わたしもびっくりしつつ、嬉しかったです。
担任の先生に安心感を持つ
むすめは帰り道に、担任の先生についてこんなふうに教えてくれました。
「〇〇先生が担任の先生でよかったぁ。いいところがいくつもあるんだよ。
①とっても優しいところ。
②2年の先生のときみたいに怒らないの。「〇〇さーん、後ろ向いていましたが大丈夫ですか?」って言うんだよ。全然怒らないで、上手に注意するんだよ!
③みんなに話すとき、姿勢がいいの。2年の先生みたいに偉そう(笑)じゃないんだよ。
④先生の雰囲気のおかげかな。クラス全体の雰囲気も「ほわ~」っとしているんだよ。
だからね。先生優しくてよかったなぁ。」
べた褒めです。すごいです。先生が変わるだけで、むすめの気持ちもこんなに変わってしまうとは。。。
でもわたしも、先生の対応を見ていて寄り添える先生だなと感じています。むすめが担任の先生に安心感を持てたことは、とても嬉しいです。
2日目も教室へ
2日目も、先生に授業の内容を聞きながら、4時間中3時間授業に参加してきました。
参加しなかった理科は、理科専任で別の先生だったため、「今日はやめとこう」と思い、自分から先生に申し出たそうです。よく考えつつも、すぐに伝えられています。
「授業に3時間も行けて、しかも、相談室に行きたいって自分で伝えられて、本当によく頑張ってるね。」とむすめに話すと、「だって、先生優しいもん。前の先生は恐くて言えなかったから。」と、教えてくれました。前の先生はもう、恐怖でしかなかったのね。。。(苦笑)
でも、家での癇癪がすごい
クラスに行けたり、きちんと伝えられたり、学校でとても頑張っている分、家では大変なことになっていました。
些細なことでイライラ怒り、足はバタバタし、あげくに気持ちが崩れてしまえばひとつひとつの動作で大泣きしてしまう状態です。
癇癪の爆発を通り越し、叫びながら大泣きする、完全なる感情のメルトダウンです。。。
最初は、わたしが近寄るのも拒否でした。が、止まらない大泣きに叫びながらむすめも戸惑いはじめ、抱っこをせがみ、わたしは「大丈夫だよ。大丈夫だよ。」となで続けました(下手に何か言うと、「そうじゃないー!!」とまた怒り始めるので、声かけは難しいです。。。)
「前みたいに普通になりたい!普通に戻りたい!もうイライラなんてしたくないー!!!」と泣き叫んでいました。
辛いよね。。。やりたくてこんなことしてるんじゃないんだもんね。。。わたしも思わず涙してしまいました。
でも、でも、やっぱりしんどかった
先生に安心感を持てたとしても、クラスで過ごすというプレッシャーは、むすめにとってかなり大きかったようです。
徐々に、保健相談室で過ごす日が増えるようになりました。でも、わたしは無理しなくていいと思っています。でも、よく頑張ってたね。
クラスに行くのがなんでいやなのか、よく聞いてみると、クラスに行って間違えたり失敗するのがこわいそうです。2年生のときの叱りまくる先生のトラウマが大きいようでした。。。
また、食べるのがゆっくりなむすめは、給食が辛かったみたいです。みんな食べるのが早くておかわり競争状態。むすめも頑張りたくて必死におかわりをする。でも本当は、むすめは食べるとお腹が痛くなってしまって早く食べられないのです。給食が楽しいものではなくなってしまったのかもしれません。
クラスへのしんどさを実感したところで、さらに悲しい出来事がありました。
一番の仲良しだったお友だちがGW明けあたりから、急に冷たくなってしまったのです。「遊びたい遊びたい!」というのに、いざ遊ぶとむすめのことだけ無視。そしてその顔は無表情。むしろイライラしている…。人形で遊ぶときは、その人形でむすめの人形に強く当たるのです。
でもまた誘ってくるのです。むすめは気持ちが落ち着いたのかなと喜んで応えると、また無視されるのです。その繰り返しなのです。。。
何かしらむすめに対して思っていることがあるけど、口に出さないようにしているんだろな。。。と推測しています。一度、むすめのやる気がないように見えるマイペースさが気になると言っていたこともあったので。
無視されたり冷たくされることは、我慢すべきものでもないし、そんなの我慢する子になっちゃいけない。なので、お友だちのお母さんにもお伝えして、今は遊ぶのをやめて様子見てもらうことにしました。ずっと仲良しの子だったので、むすめのことで色々抱えさせてしまったかもしれないと心配しています。でも一方で、むすめの心を傷つけるのを見るのは、本当に辛い。なんとか解決できればよいな、、と願っています。