わたしたちらしく。

ひとりむすめのroさん。不登校をきっかけに、HSCや不安障害、愛着障害、感覚過敏、特性などなど、いろんなことがぽろぽろとわかってきました。

不安障害で、抗うつ薬を飲み始めました。

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どたばたしすぎていて、なかなか更新できず。。。

久しぶりの投稿です。

 

深刻な不安障害に

3年生になったむすめですが、今も保健相談室登校が続いております。

 

GW明けは、学校に行きたくない子どもたちのケアについて、沢山のWEB記事が投稿されていましたが、むすめももれなく、その一人でした。

(あのような呼びかけはいいなぁと思いました。人知れず苦しんでいる子どもたちに気づいてあげられるきっかけに少しでもなれればいいなと願っています。)

 

学校に行きたくない気持ちや外出に対する不安感が極度に増してしまい、朝から「死にたい…!」と泣きじゃくるようになってしまいました。

学校に行けたとしても、何度も何度も足が止まる。

テレビからご飯への切り替えがうまく出来ず、30分以上床で声も出せずにイライラ苦悶の表情。

手のにおいや汚れが気になり、大好きなLOLサプライズの人形を汚したくないと、手洗いがさらに過剰になってしまい、泥棒が恐いと寝る前は全ての鍵をチェックしないと気がすまない。トイレも恐くてひとりで行けない頻度が増えてしまいました。

 

むすめは、自分を追い詰めるかのように、不安や恐怖、できないことへの苛立ちへの沼にどんどんはまっていくような状態で、親のわたしから見ても本当に辛そうでした。

自分自身のうつを経験や、薬剤師としての経験からしても、むすめの状態はかなり深刻でした。

 

月2回通院している児童精神科でも、診察に拒否感を示し、足は何度も止まる。イライラして自分の話が話せず、わたしの膝の上でも先生に背を向けていました。

先生は診察時と最近の様子から、不安障害と強迫性障害(OCD)がかなり強くなっていて、かなりしんどそうだから、お薬飲んでみましょうかとお話してくれました。

 

抗うつ薬ジェイゾロフトを飲み始めて

むすめは、抗うつ薬ジェイゾロフト25mgを、1日1回夕食時に0.5錠飲み始めました。すると、翌朝からさっそく効果が…!

 

これまでは、起床のときからすでに苦悶の表情で、学校に行けないとイライラし、なかなか起きることができませんでした。

それが、服用の翌日からすっと起きてリビングに行けるように。そして、食事の呼びかけにも応じるように(多少切り替えに時間がかかりますが)。なにより嬉しかったのが、朝、むすめに笑顔があること。

薬のおかげではありますが、むすめが少しでも気を楽にして過ごせるようになったことは、本当に奇跡のようでした。これまでは本当に、気持ちがガチガチに緊張し、色々考えすぎて動けなくなってしまっていたんだなぁ…と実感した瞬間でした。

 

小児に精神系のお薬を飲ませることに、抵抗のある方は沢山いらっしゃると思います。でも、むすめのように究極まで自分を追い詰めてしまっている状態で、心がどんどんすり減るような毎日で、苦しくてたまらないときには、わたしは薬を服用してもいいと思っています。

「そんなに考えなくてもいいよ。」と言ったところで、その子は感情をコントロールできません。それが不安障害であったり、うつ状態であるということです。

わたしもうつの時に、抗不安薬を服用することで本当に救われました。良い先生に出会えなかったら、服用していなかったら、わたしは人生も仕事も失っていたと思います。今はわたしは服用はしていませんが、ひどかったときと回復期を知っているからこそ、気持ちから来る身体の不調(身体がビリビリしたり、力が入りやすくなる、感覚が鋭くなるなど)は、かなり感じ取れるようになりました。そんなときは無理をしないよう、対策できるようになりました。

 

どの薬にも言えることですが、薬との相性があって、ときには処方された薬が合わない方もいらっしゃいます。調剤の仕事をしているときも、患者さんからよくそのようなお話を聞くことがあります。

むすめは効果面では相性がよかったようで、強い躁状態になることもなく、穏やかに過ごせるようになりました。

ただ、食欲がなくなるという副作用は出ています。元々食の細いむすめでしたが、食事量は激減。でも、ジェイゾロフトの副作用としてはよくあるようで、だんだん慣れていくとのこと。むすめも服用3週間目くらいから、徐々に食欲が戻ってきています。体重管理をしながら様子を見ているところです。

 

子どもなので、服用は慎重にやってきたいと思っています。学校にも、「薬の服用で元気に見えるかもしれませんがあまり無理しないようにした方よいと思っています。また、躁になって、アクティブすぎてケガをする可能性もあるので(元来むすめは相当やんちゃ…)、申し訳ないのですが、慎重に見ていただけると助かります。」とお伝えしました。

養護の先生や児童支援の先生からも、「危険なことにならないよう気を付けるようにしますね。もっとやれるのに~と思える程度の緩さで過ごせるよう配慮します。また、服用しても気持ちが落ちてしまっているときは、相当しんどいのだと注意しておきますね。」とおっしゃっていただきました。本当によく分かってくれる先生方で助かります。

 

まあ、この前早速やらかしましたが。。。

ブレイブボードで無理をしすぎてこけて、足をパンパンに腫らしてかえってきました(笑)。先生方とも、「ほんとにやっちゃったね~」と笑いあってしまいました。

 

そんな感じでやっている今日この頃です。

本当に、毎日思うようにはいかないもんですね。