わたしたちらしく。

ひとりむすめのroさん。不登校をきっかけに、HSCや不安障害、愛着障害、感覚過敏、特性などなど、いろんなことがぽろぽろとわかってきました。

親子の絆づくり「スペシャルタイム」

f:id:michi_100:20190305224124j:plain

むすめが保育園のとき、癇癪がひどくなり、寄り添う時間を増やしていたころ。ひそかに困っていたこと。それは、「ママ遊んで遊んで~♪」がエンドレスなことでした。

 

嬉しそうなむすめとできれば沢山遊んであげたい。その気持ちには間違いない。

けれど、空想マイワールド全開のむすめと、何時間も人形遊びやらごっこ遊びをし続けるのは正直しんどい。。ごめんよ。。。工作なら、わたしも没頭できて何時間でもできるんだけどね(苦笑)。

 

さらに、困ること。それは遊びを終わりにするとき。

「ママ、もうそろそろおしまいね~。」と言うと、きゅーん↓↓と悲しい顔をして「もっと遊びたい。。。」と表情で訴えてくるむすめ。。。そして、その度にわたしも後ろ髪を引かれてしまい、なかなか一緒に遊ぶのをやめられずにいました。 

 そんな感じなので、折角一緒に遊んでも、最終的には無理矢理な終わり方をせざるを得ず、なんとなく後味が悪くなってしまうのでした。。。

 

そんなとき、子どもも親もハッピーになれる方法を教わりました!

それは、『スペシャルタイム』です。

 

スペシャルタイム』を意識的に1日1回設けたところ、親子の遊びの関わり方が、とても気持ちの良いものになりました。

 

スペシャルタイムとは

スペシャルタイム』は、ペアレントレーニングのひとつ(臨床心理士さんから教わりました。)。時間を15分などと設定し、その時間いっぱい子どもの好きなことを一緒に遊ぶ、というものです。

 

 参考記事です↓↓

 

スペシャルタイム』のルールはこうです。 

◆ 事前に、行う時間(15分程度)を伝え、子どもが親とやりたいことを決める。

◆ いいところがあれば、とことん褒める(結果でなくプロセスを褒める)。

◆ 子どもの言うことや、やることを否定しないたり、遮ったりしない

スペシャル感を出して、とことん付き合う!

 

結構シンプルなんです。子どものやりたいように付き合うわけですが、15分なら長くもなく、とっても行いやすいです。

 

スペシャルタイム」むすめへの効果

これまでの普段の遊びなら、おしまいの時間を伝えると、きゅーん↓↓と「もっと遊びたいオーラ」を出しまくっていたむすめ。

ところが、『スペシャルタイム』を設けてみると、なんと、ママとの遊びはタイマーの鳴る15分で、きちんと終わりにすることができた…!

 

しかも、むすめも「ママと遊んだ~♪ 沢山褒めてくれた~♪」という充実感が得られるのか、そのあとは寂しい思いをすることなく、一人遊びに切り替えることができる(驚くほどあっけなく切り替えてくれる。笑)。

 

スペシャルタイム』設けてからは、『スペシャルタイム』ではない普段の遊びのときでも、「ママ、家事するからちょっとおしまいね。」と言っても、あんまり名残惜しい顔をすることも少なくなったような気がします。

 

きちんと、「ママと遊ぼう!むすめの好きなことをしよう!」と明示することで、「ママはわたしの好きなことを一緒にしてくれる時間を持ってくれている」ということを、むすめの心に刻むことができ、安心感を高めることになったのかなぁ、と思っています。

15分という短い時間ではありますが、むすめも「ママと遊べた」という充実感でハッピー、その顔を見て、親であるわたしも「むすめに向き合えた」という充実感でハッピーになれた気がします。

 

それからむすめは、毎日の『スペシャルタイム』をとっても喜んでくれるようになりました。

 

我が家のスペシャルタイムの内容

・お人形遊び

・おままごと

・オセロ

・工作

・お互いにお絵かきや手紙を書いてプレゼント

プリキュアごっこ!(未就学のときはコレが一番多かった 笑)

 

その他にも、「ママと一緒にソファに座ってぎゅーしながらテレビが観たーい!」なんてこともありました。

 

親子の大切な絆づくりになった

わたしは仕事に復帰したあとも、むすめが小学生になっても、『スペシャルタイム』を続けていました。

 

働いていて忙しいと、帰ってきてもなかなか一緒に遊ぶゆとりがありません。帰宅すると19時。バタバタです。

 

そんなとき、我が家は『スペシャルタイム』がないと、こんな感じです。

やっとママと過ごせる時間になったのに、遊べなくて寂しい。でもママは忙しそうだから、言えない。でもでも寂しい。。。で、癇癪。。。

一方のわたしも、帰宅後の食事や入浴の準備に追われ、でもむすめの気持ちを背中にひしひしと感じる。構ってやれず後ろ髪ひかれる思い。。。

こんな毎日では、悪循環。負の気持ちが溜まる一方です。

 

だから、たった15分の「スペシャルタイム」は大切なひとときでした。たった15分設けるだけで、1日の終わりが全然違うんです。

むすめも「ママとの楽しい時間が持てた」と心がほっとし、わたしも「今日もむすめと向き合える時間が作れた。」とほっとできるのでした。

なにより、15分という時間がよいです。15分なら、帰宅後のルーチンとして毎日取り組みやすいです。

 

こんな感じで、我が家では、親子の絆づくりのひとつとして『スペシャルタイム』を活用しています。

 

いろんなパパママに知ってもらいたい

たったの15分の『スペシャルタイム』ですが、本当によい親子の絆づくりになると思っています。

頑張って働いているパパママ、兄弟のお世話で大変なパパママ、初めての子育てでバタバタのパパママ。いろんなパパママとそのお子さんたちの助けになれるんじゃないかな。。。

たったの15分でよいので、1日1回は、自分や周りのことは一旦置いておいて、お子さんと純粋に遊びを楽しんで、その後に続く大きなハッピーを味わってもらえたらいいなぁと思っています。