わたしたちらしく。

ひとりむすめのroさん。不登校をきっかけに、HSCや不安障害、愛着障害、感覚過敏、特性などなど、いろんなことがぽろぽろとわかってきました。

不登校から1ヶ月。夏休みに突入

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7月上旬から不登校になってしまった小学2年生のむすめ。

担任の先生や保険相談室、特別支援コーディネーターを兼ねる養護の先生や児童支援の先生。いろんな先生の助けていただき、夏休み前には、少し学校に足が向きました(授業、勉強には取り組めませんでしたが)。

 

そして不登校から1ヶ月経ち、不登校になってはじめての長期休み。夏休みとなりました。

 

わたしはずっとフルタイムで働いていたので、不登校前のむすめは当然、夏休みは朝から学校内の放課後クラブでした。

マンモス校なので、放課後クラブも朝から児童で溢れかえり、しかも朝からお勉強モード。学校の子どもたちとうまく話せなくなっていたむすめは、もちろん放課後クラブも拒否。母子分離不安も強いため、仕方ありません。。。

というわけで、親子共々、初めてのゆっくりまったりの夏休みが始まったのでした(はじめての長期休み、毎日一緒にいることにドキドキのわたし。笑)。

 

夏休み満喫!

◆お祭り

盆踊りが大好きなむすめ(このときばかりは一人でも踊りに行く!)。今年もお友だちを誘って、大きめのお祭りに行ってきました。子どもたちだけで小銭を握りしめて縁日に走りに行く姿を見て、なんだかほっとしました。「お友だち」や「楽しさ」の大切さを改めて実感。元気なむすめの笑顔を久しぶりに見ることができた気がします。

◆お友だちのおうちにお泊まり

四六時中家の中にむすめと二人きりでいるのは耐えられないので(笑)、普段遊べないお友だちと、お泊まりで遊んだりもできました。保育園時代からの仲良し女子なので、遊び始めたら一切親の所には来ません(笑)。声をかけようものなら、「内緒だからこっち見ないで!」と言われちゃう。ここでも「お友だち」様様です。

親同士も夜更けまで(というか朝まで)飲み会。わたしも束の間のストレス発散です。友人がワインと一升瓶を空にするほど飲んだのに、ケロリとしていて驚きました…!(笑)

◆プール

お風呂が苦手(水が顔にかかるのが大大大きらい)なむすめも、なぜかプールは平気!お友だちと笑ったり泣いたり(滑り台が痛かった。笑)しながら一日中楽しむことができました♪

市営プールなら、1日大人310円、小人110円と、激安!!流れるプールとか遊具的な物がなくても、浮かんでいるだけで子どもは楽しめちゃうもの。売店もちゃんとあって、お昼ご飯もおやつも食べられるし、市営プール万歳です(ありがたい。笑)。

◆映画

細田守監督の映画が大好きなむすめ。「おおかみこどもの雨と雪」や「サマーウォーズ」は何度も何度も繰り返し見ました(気に入った映画やアニメは何十回でもとことん観るむすめ。親はもーウンザリ)。

なので、「未来のみらい」を観に行ってみました。まず素敵な家の建築設計に驚き、あいかわらずの映像の豊かさ。主人公の男の子は可愛いし、大人でも大満足の内容でした。むすめもくすくす笑いながら鑑賞。贅沢ではありますが、たまには大画面で観るのもよいものですね。

 

ゆっくり夏休みが過ごせてよかった!

ゆっくりと夏休みを過ごせることでよかったなぁ。そう思えたのは、色々遊びに行っても、ちゃんと休憩日が取れることでした。

不登校前の平日は、放課後クラブに18時に迎えに行き、帰宅すると、宿題チェック、お風呂(後ではいるとお風呂の嫌いなむすめは癇癪になるので)、ご飯…で、すぐ寝る時間!平日はゆっくりできる時間は、ほぼありませんでした。むすめと会話できる時間も少ない。。。

休日は、休日で出かけたい。土日どちらか1日は出かけて、どちらか1日は休憩日として、おうちでまったりしていました。外出すると、人が多かったり音のざわざわ感に圧倒されるのか、親子共々なぜかものすごく疲弊してしまい、帰るとぐったり。週1回の休憩日はそれはそれは貴重でした。というか、結構インドアなわたしたち。週1回では正直足りないのが本音でした。

 

でも、休職してむすめも多くの時間をおうちで過ごせるようになると、十分身体を休める休憩日を余裕をもって作れるようになりました。そうすると、お出かけして疲れても、なんだかむすめの気持ちもおおらか。わたしとずっと一緒にいられる安心感もあるとは思いますが、むすめのように敏感で疲れやすい子は、無理せず毎日を過ごせることが大切で、こういう時期をきちんと作ってあげることはやっぱり必要だったんだなぁ、と実感しました。

 

もう1つよかったこと。それは、ゆっくり時間をかけてむすめとお話ができること。これもとっても貴重でありがたいことでした。

むすめは、普段はとてもおしゃべりですが、困り事になると一変、色々先回りして考えすぎて、口に出せなくなってしまいます。「ママを悲しませちゃうかも。」「わかってもらえないかも…」「言っても意味ないかも…」「なんて伝えたらいいんだろう。」。結果、思いが溢れかえるのに、なにも言葉にならず、凹んでしまったり、癇癪になってしまいます。

むすめがしゃべれるまでには、数十分、数時間、ときには、数日必要な場合があります。そのためには、急かすことなく、待つ必要があります。時間を気にせずゆっくり待てることは、本当に貴重だと思います。

 

わたし自身も分刻みの毎日から開放されかなり癒やされました(もちろん、ずっと一緒にいるのでイライラするときも多々あります。笑)。不謹慎ではありますが、むすめが不登校になって思いがけずこんなゆっくりとした時間を持てて本当に良かったなぁ、と思います。

むすめに「毎日ゆっくり一緒にいられて嬉しいよ。」と伝えると、むすめも「わたしも!」とぎゅっと抱きついてきてくれるので、とっても嬉しいです。「一緒にいられて嬉しいよ。」という言葉は、どんな褒め言葉よりも、子どもに安心と喜びを与えられる言葉かもしれませんね。

 

来年は、働けたらよいなぁ。と思いつつ、貴重で素敵な経験ができた夏休みでした。