緊張や不安が顔に出せない
roさん。2月初旬にECCの面接試験を受けてきました。
昨年は、不安が強かったため、知らない場所に行けない、面識のないネイティブの先生との面接はできない!とのことで受けませんでした。
でも今年は、「みんなと一緒に頑張ってみる!」と言って、電車に頑張って乗ってトライしてきたのでした。
そして、結果は「満点」!
筆記テストでミスがあったので、パーフェクトのメダルはGETできなかったのですが、roさんほんとに良く頑張りました~!!
ところが帰宅して一変
でも、帰宅した瞬間、大泣きしはじめてしまったroさん。
ど、ど、どうしたの~??と聞くと、
「面接怖かった~、ずっとずっと帰りたかった~!!!(泣泣泣)」
とのこと。
行きの電車はレッスン仲間と仲良くおしゃべりしてて
面接会場では、指を使ったゲーム「指スマ」で遊んでいて余裕全開
面接終了後は、駆け寄ってきて抱きついてきたものの、ぼそっと「簡単だったよ。」と教えてくれ
結果が出るまで、また友だちとゲームをしたりお菓子食べたりして過ごしてて
きゃっきゃいいながら、ロイヤルホストでハンバーグを平らげて
と、わたしから見ても全然緊張した様子のなかったroさん。。。
帰りたいほど、緊張してたのかー!!?と驚いてしまいました。。。
「怖かったけど、言えなかったの?言ってくれてよかったのに。」と言うと
「言えないの~!顔にも出せないの~!!」とさらに大泣きでした。。。
ポーカーフェイスすぎだよ、roさーん!!!
そりゃ、、学校で苦しくても先生に気づいてもらえないよな。。。
一昨年2年生の夏、不登校になって以来、なかなか先生に嫌なことや辛いことが言えず、表情にも出ないから気づいてもらえず、苦しんでいたroさん。
助けを求められないroさんは、一度登校したら帰るまで辛くても耐え続けなければならなくなるので、必然的に学校や教室に行くことに拒否感を持つようになってしまいました。
家でも、言ったらママに叱られる、ママが悲しむと思って言葉にできず、結果癇癪になってしまっていました。
あのときに比べたら、1年かけて徐々に、嫌なことや辛いことなどを言えるようになってきていて
「ママといたいから、学校に行きたくない。」
「お腹空いてないから食べたくない。」
「今日は勉強する気になれない。」
「しんどいから帰りたい。ママに電話させてほしい。」
など、言葉にしてくれるようになりました。
roさんが言えないことを何度も先生にお伝えして声掛けをお願いしたり
大丈夫でも学校からわたしの携帯に電話をかけさせてもらったり
メモや工作した温度計(全部赤くなったら帰りたい合図)など言わなくても伝える方法を考えたりしているうちに
保健相談室では気遣ってくれる先生たちや仲間たちがいると、(少し)安心していられるようになってきたからと思います。
家でも、「ママは怒ったりしないから言ってもいいよ。」
「嫌だなぁと思うことを言ってくれる方が、roさんの気もちがわかるから、ママは嬉しいよ。」
と、癇癪を起すたびに、(癇癪が落ち着いて話せるようになってから)何度も何度も話してきたので
やっと少しずつ「どんな自分でもママは受け止めてくれる」と、わたしに安心感を持てるようになったように思います(もしかしたら、まだまだかもしれないけど…)。
すこしずつ、roさんの「心の安全基地」になれてきているかな。
でも、それでも、
今回のように、全く緊張を表情に出せない場合もまだまだあるんだなぁ。と再確認させられました。
まだまだ侮れません。。。(そのくらい、全然わからなかった、、、)
喜びも抑えるroさん
一方で、折角満点を取ったのに、外ではあまり喜ばなかったroさん。
その理由は、筆記と面接合わせてパーフェクトを狙っていたお友だちが、面接で1点減点となってしまい、メダルがもらえなかったから。
その子を気遣い、roさんは自分の喜びを抑え、「わたしの満点、〇〇くんにあげたいよ~」とずっと言っていました。
仲間への思いやりのあるroさんに、頭なでなでです。
(本当は、もっと喜んでほしいけど、、、ね。)
おうちでは沢山褒めてお祝い!
緊張と恐怖に耐え、満点を取っても仲間を思いやるroさんのために、お家ではいっぱいいっぱいお祝いしました!
夕ご飯は大好きないくらで手巻き寿司パーティ。
乾杯では、それはそれはうれしそうな笑顔で、磁気ボードにも点数を書いて喜んでいました♪
そのあとも、ソファでぴょんぴょん飛び跳ねまくっていました。
本当はすっごく嬉しいんだよね。笑
ご褒美はすみっこの絵本。
自分でも読むし、夜の読み聞かせ(いまだにやってる 笑)でも読んでします。
すみっコが可愛すぎて、むすめときゃあきゃあ言ってました。最後は読みながら思わず泣いてしまいました。笑 |
未だに、困りごとが表情に出ないときがあることがわかったので、
これからも学校やイベントなどの帰宅後や、落ち着いて話のできそうなときに、
色々気持ちを聞いたりして、引き出してあげたいなと思います。