わたしたちらしく。

ひとりむすめのroさん。不登校をきっかけに、HSCや不安障害、愛着障害、感覚過敏、特性などなど、いろんなことがぽろぽろとわかってきました。

学校での心配事を先生と相談

7月より、元夫の再婚へのショックで不登校となってしまった小学2年生のむすめ。

夏休み前には少し学校に足が向いていました。むすめが「少し行けるかな。」と、思えたきっかけのひとつは、先生とお話することでした。

 

一人で考えなければいけないから不安が高まる

不安の強いむすめは、さみしくなってもママがいない、悲しくなって教室にいられなくなったらどうしよう…など、色々考え始めてしまいます。

しかも、そうなったときに自分で対処を考え、先生に伝えなければならない。とも考えます。

さらに、それを『ひとりで』こなさなければならないと自分にプレッシャーをかけてしまうむすめ。どうも、『先生に助けてもらう。頼る。』という概念が、むすめに全くなかったようです。。。考えるだけで、めちゃくちゃハードルが高いです。。。

それでは、学校が怖くなってしまうのも当然です。辛かったね。。。

 

むすめ、先生と相談する

そこで、担任の先生、養護の先生とお話する機会を設けて頂き、むすめの気持ちをわかってもらっておくことにしました。たぶん1時間半~2時間くらいかかったと思います。

 

このとき、とても感心したのは、養護の先生がとっても聞き出し上手だったことです。

 基本、むすめが自分からしゃべれるよう質問を投げかけ、上手く答えられなければ、質問のアプローチの方向をすこしずらしてくれる。でも、気持ちの方向性を決めてしまわないよう、言葉のヒントはあえて出さない(言葉を具体的にはしない)。

 

びっくりするほど、人の気持ちを想定して先読みしてしまうむすめは、相手からワードをもらってしまうと、相手を満足させられない答えかも…と気をまわしてしまい、自分の気持ちが出せなくなってしまいます。

養護の先生はそれをわかってくださっていて、時間をかけてむすめが話始めるのを待ってくれましたし、話せなければボードで書かせてくれました。

 

わたしは、むすめが気持ちを口に出せなくなると、むすめが話せるきっかけをつくろうと、ワードをぽんぽん投げかけていました。でも、結局むすめはさらに話せなくなり癇癪でした(苦笑)。

話の引き出し方は人それぞれで、子どもの相性もあると思いますので、すべての子がこの方法で上手くいくわけではないとは思います。けれど、むすめにはこんな方法が合うんだなぁ。と、非常に勉強になりました。

それ以来、無理に答えを導こうとせず、むすめが話せなければ、その日の夜、もしくはちょっと日を置いて別の日などに、改めて気持ちを聞いてみるようになりました。すると、意外とむすめは話してくれる…!母はここで「待つ」ということの大切さを知ったのでした。

 

と、、話がそれてしまいました!

 

さて、実際相談した際、むすめの気持ちについてはこんなことをお伝えしました。

◆学校にきて心配なこと

再婚してしまったパパのことへの気持ちこみ上げて、パパー↓↓となってしまうこと。

◆どんなときにそうなりそうか

何もすることがなくなってしまったり(教室にいるものの、授業には参加できず、与えられた課題をやったり絵本を読んでいるのですが、それが終わってしまったとき)、ぼーっとしてしまったときに、パパー↓↓となっちゃいそうで心配。

◆なので、そうなっちゃったときにどうしたらよいか相談したい。

 

対処方法を決め、共有化

対処方法については、むすめからの希望をじっくり時間をかけて引き出してくれました。

◆教室で、パパへの気持ちがこみ上げてしまい、どうしようもなくなってしまったら

①まず、保健相談室に行く

②それでもダメなら、ママに電話してほしい

 

◆授業中言えるかな?

言える。

 

その他、担任の先生からも提案をいただきました。

・席を先生のそばにする

・登校出来た日は、頑張ったよシールを1つ

・さみしくなったらぎゅーする

 

むすめの心配や困り事が起こったときにどう対処するかを相談し、こうやって見通しを立てることで、むすめは相当安心出来たようです。

しかも、先生から「提案されたこと」ではなく、「自分で考えて決めたこと」。本人の納得感も高く、それに伴い安心感も強くなった感じがします。むすめも無理しなくてよくなり、ほっとした顔をしていました。時間をかけて対応していただいた先生方に本当に感謝です。

 

今回、むすめも含めて話したことで思ったのですが、大人同士だけでなく、当事者である子どもが先生に「困っています」とお話しができる場って、大切なんじゃないかなぁ。とつくづく思いました。先生にわかってもらっている安心感って大きい。

放課後にそんな時間とか日が設けられてたらいいのになぁ。先生に改まって相談するという概念、子どもたち(特に低学年の子たち)にはなかなかないような気がします。

 

最後に、むすめが話せないときに大活躍のボードをご紹介です。

消しゴムで消す煩わしさもなく(うまく消せなくてキレることもない!笑)、ほどよく大きい(24×33cm)ので雑な字でもちゃんと書けるし、軽いので持ち運びもしやすい。言葉で表せない場合は、絵で表現してもらうことも多いです。オススメです。

家でも購入。会話の代わりや日々のお絵かき用として大活躍しています。