わたしたちらしく。

ひとりむすめのroさん。不登校をきっかけに、HSCや不安障害、愛着障害、感覚過敏、特性などなど、いろんなことがぽろぽろとわかってきました。

夏休み明け登校初日

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夏休みは、友人家族と白石オートキャンプ場へ。緑と河原が気持ちよかった!

おはようございます。

のんびりできる夏休みが明けてしまいましたね。今日は登校初日でした。

 

むすめ、今日はなんとか保健相談室に登校できました。

 

「学校やだな~」と言いながらも、きちんと準備。

登校班には加われないので(待っている時間が辛い、時間通りに来ない子がいてしんどい)、登校班がいなくなったあと出発。

途中までは、「保健相談室仲間の〇〇くんは、今日は笑ってるかな~。泣いてるかな~。怒ってるかな~。」「たぶんね、泣いてるよ~!」「わたしは、笑ってるよ~。」なんて話ながら歩いていたのですが、校門近くまで来たらやっぱり足が前に進まなった。

ちょこちょこ歩きになり、そして足が止まりました。

やっぱり苦悶の表情です。そう簡単には行かないよね。1ヶ月ぶりだもんね~。

 

でも、そこで助けられたのは、先生でも友だちでもなく、『蚊』でした!笑

立ち止まっていると蚊にどんどん食われる~!

たまらなくなったむすめは、昇降口までダッシュしたのでした。笑 蚊よ、ありがとう。。。笑

 

次に、保健相談室までに行く廊下。わたしの背中にぴったりくっついてます。

「行きたくない~もう家に帰る!」と言っています。「とりあえず、持ってきたお道具箱もう一度持っていくのは大変だから、置いてこよう?」と提案して、なんとか歩きます。

保健相談室の入口では、泣いてると予想していた同級生の友だちが、笑顔でけん玉をしながら、一緒に来たお母さんと笑顔で手を振っていました。逆になっちゃったね~。笑

 

保健相談室の中では、もう場に慣れていてのんびりしているベテランメンバーが「おはよ~」と声をかけてくれます。6年生の男の子がむすめを見て、「あれ?髪型変わった??」と言って、むすめが照れました。

その後のひとこと、「髪のびた??」

「ちがーう!かなり切ったんだよー!!逆だよー!!!」

みんなで大笑いでした。

 

そして保健相談室には、今日新しく教室に行けなかった子たちもいました。その子たちは緊張した面持ちです。

そうだよね。しんどいし、どうしたらよいかわからないし、まだここは自分にとって安全の場所かどうかわからないもんね。

でも、学校に来たこと、教室は行けないと言えたこと、相談室に留まれたこと、それだけでもすごく頑張ったと思います。ここは、それを褒めてくれる場所だよ。この子たちにも安心できる場所になりますように。

 

ちょっと相談室でゆっくりしたところで、朝の集会がはじまりました。

保健相談室のメンバーは、集団が苦手な子が多いです。むすめたちは、体育館の入口の外からなんとなく覗くような形で参加します。

6年生の子はゆっくり見ています。

同級生の男の子は、お母さんと離れる時間が近いことを察知して、ちょっと不機嫌で、ふざけたりしようとしています。

むすめは、うろうろしたり、ブリッジ気味に反り返って壁に寄りかかったり落ち着きません。そして、不安そうにわたしに顔をこすりつけてきます。かなり緊張してる。

むすめたちのように不安の強い子たちは、緊張するとじっとしていられなくなる傾向が強くなるなあとよく感じます。単純に多動なわけではないのです(むすめは普段から多動傾向ですが。笑)

 

先生が「これで、今日の集会を終わります。」と話始めた瞬間、むすめは保健相談室に向かって小走り(走っちゃ行けないのを少し意識。笑)!!

沢山の人が本当に嫌なんだな~。きっと見られるのも嫌なんだろなと思います。

 

保健相談室に戻ったあとは、わたしは帰る準備。でも無理矢理帰るようなことはなるべくしないように、むすめが納得してから帰るようにしています。

不安の強いのにむりやり引きはがしてしまえば、明日も同じことが起こると想定して、子どもは家から出られなくなってしまいます。頭がそう思う前に、もう身体が動かなくなってしまいます。

だから、できる範囲を相談して、できなかったら電話してくれればよいよ~と、保険も与えて、しんどいときは助けを求めてもいいことをきちんと伝えます。こんな風に、ある程度の自由度を子どもに持たせてから帰ります。

 

今回は、「明日はママは朝から仕事だから、今日みたいに一緒にいることはできないんだよね。明日1日自分で保健相談室で過ごせるように、今日は少し短い時間で練習してみたらどうかと思うけど、どうかな?やってみてしんどかったら、連絡くれればよいよ。」と話しました。すると、

「うんそうだね。わかったやってみる!今日の漢字テストは教室には行かないで、ここでやって過ごしてみるよ。じゃ、ばいばいー!」と言ってくれました。

今日はびっくりするほどすんなり言った。。。笑 1日目だから頑張ってるんだろうと思います。

 

わたしと離れるとき、むすめにはルーティンがあります。

むすめの右手をわたしが両手で挟んですりすり、左手もすりすり、ほっぺもぷにぷに、で、なぜか耳元で「ぷにぷに~」と言って笑、ほっぺにキスをします。

そのときに、話しておきたいことがないかも確認します。最後の確認です。

廊下では、投げキッスをお互いにして、ごっくんと飲み込みます。

それ以降は、追いかけない。話も終わり。廊下の端の見えなくなるところでバイバイをして終わりです。

長い。。。けれど、これがむすめの大切なルーティン。安心のステップです。

 

というわけで、なんとか初日をスタートできました。むすめよく頑張りました。学校に着けただけでもすごい!帰りは自分で帰って来るという難題も置いて来ちゃったけど、どうかな~。

電話がくるかもしれないことを想定しつつ、在宅ワークをしながら待っていたいと思います。